特別薬壷封じ

特別薬壷封じについて

世田薬師は、神亀元年(724年)に行基菩薩により開山しました。それから百年後、弘法大師が御留錫の折、本尊世田山薬師如来が直接大師に授けた秘法と言われるものが特別薬壷封じです。この祈祷は祈願主の身体の一部を、薬師如来が左手に持っている壷と同様の壷(薬壷)の内に入れ、21日間祈祷を続けるというものです。江戸時代以前は指などの身体の一部を切って入れたと言われる程、真剣な祈祷だったのですが、明治時代以後は「爪」と「髪」を入れる形に変わっています。太平洋戦争の一時期を除き、永々と続けられてきた祈願には、病気平癒・身体健康・合格成就・商売繁昌・障魔退散・縁結び・安産・子授けなど、様々なお蔭を頂いてもらっております。平成5年には祈願薬壷奉安の為に、日本初の「薬壷の塔」も完成し、願いを確実に叶えることが出来るでしょう。

薬壷(やっこ)とは

世田薬師のご本尊である、薬師如来が左手に持っている「壷」の事をいいます。12種類の薬が入っていて、12のお願い事「十二大願」をかなえることが出来ると言われています。

お百度参りと十二神将御守

「薬壷の塔」の周囲には、薬師如来の御家来である「十二神将」のレリーフが飾られています。この十二神将は薬師如来の12のお願い事を実現する為に、身に鎧を纏い手には武器を持ち、命がけで日夜働いている仏様です。世田薬師では、「薬壷の塔」の十二神将を一つ一つ触り、撫でて、百回塔を回ることで願いが叶うお参りをすることが出来ます。

特別薬壷封じの申込方法

特別薬壷封申込書特別薬壷封申込書2と、郵便振替用紙のPDFファイルをプリントアウト後、特別薬壷封申込書に、お名前・かぞえ歳・お願い事をご記入頂いき、特別薬壷封申込書2の図に、体の悪い部分の印を付けた上で、必ず本人の「爪」(2、3個)と「髪」(数本)を包紙に薬包にしてから同封し、世田薬師まで郵送してください。御祈祷料を郵便振替にてお願いします。また、1回(21日間)の祈祷に壷1個を使用致しますので、数回の祈祷をお申込の方は回教分の爪と髪を御用意ください。

祈祷料

申込書・郵便振替用紙